このミュージアムは、アメリカ合衆国に住む人々が、
自国の歴史を新しい視点から見つめる機会を提供しています。
そもそもこのミュージアムは、サンタフェのプラザにある
旧総督邸~Palace of the governors~から始まりました。
1610年にパレスが建築されてからパレスを支配する人々は、スペイン軍人、プエブロの人々、メキシコ総督、アメリカ将官、地方総督へと移り変わってきました。
ニューメキシコがアメリカ領として併合された後の1909年、
パレスはニューメキシコ州の最初のミュージアムとなりました。
そして2009年、パレスのコレクション展示の発展から
このミュージアムが誕生したのです。
常設展~Telling New Mexico: Stories from Then and Now~では、スペイン人による入植、それに対する「プエブロ・リボルト」、白人開拓者(アングロ・フロンティア)の進出までのニューメキシコの歴史の変遷を当時の発掘品展示とともに紹介しています。
このようにニューメキシコの500年以上にわたる歴史を見守ってきたといえるミュージアムで、ニューメキシコ冒険の旅がはじまるのです◎
「ニューメキシコ」と聞くと皆さんはどんな印象を持つでしょうか。
メキシコの一部だと思う日本人は多いのではないでしょうか。
ニューメキシコ州とはアメリカ南西部の州です。
州都はサンタフェ。人によっては聞き覚えのある地名かもしれません。
この土地は、1848年までメキシコ領であったことから、もとはスペイン語で「Nuevo Mexico(ヌエボ・メヒコ)」と名づけられていました。
アメリカの州には必ずニックネームがついているのですが、ニューメキシコ州の
ニックネームは[Land of Enchantment] つまり[魅惑の地]なのです。
どこまでも青く澄み切った空と四角いアドビの家がとても美しく、
異国情緒あふれる素晴らしい街、それがニューメキシコです。
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